医師の働き方には、医療機関で働くだけでなく、他にもたくさんの活躍の場があります。
校医や産業医などが有名ですが、中には査定医と呼ばれる仕事もあります。
査定医とは、保険会社に所属して働く医師の事です。
査定医の働き方や仕事内容についてご紹介します。

保険加入者の査定を行う大切な仕事

生命保険に加入する際には、申込者が保険に加入できる資格があるかを審査する必要があります。
また、保険金の支払いの際にも、支払いが妥当かどうかを審査し、支払い条件が認められない場合は、保険金が下りません。

査定医は、別名「社医とも呼ばれ、保険会社に所属し、医師としての立場から保険に関するあらゆる項目のチェックを行うのが仕事です。
生命保険に加入している人すべてを公平にするため、大変重要な役割を担っています。

主な仕事内容

保険会社で勤務する医師は、医療機関で働く勤務医のような病気やけがの診察、治療を行う事はほとんどありません。
主な仕事内容は保険の契約と支払いに関する診査や査定です。

まず、保険加入者の申し込み時のリスク測定のため、問診や検査を行います。
医療機関で行われるスクリーニングテストのようなものです。
場合に応じて、心電図や採血を行う事もあります。

また、時には保険会社が提携している医療機関との間に入って、業務の説明をしたり、保険会社の営業マンなどに、医学の基礎知識や保険診査の条件の指導なども行います。
契約内容によっては、産業医としての役割も兼務し、自社員の健康診断や健康指導も担当する場合もあります。

勤務時間が固定だから働きやすい

査定医の仕事内容は保険診査が中心であることから、当直はありません
また、時間外勤務も少なく、一般の社員と同じように固定の勤務時間で働くことができます。
勤務時間が決まっているため、自分のスケジュールを立てやすく、勤務医と比べると格段にプライベートな時間を多く持つことができます。

医師として働く方のほとんどが、保険会社の嘱託として働く経験が初めてなので、勤務開始時は研修がしっかり行われます。

また、保険会社の社医同士での交流会などもあり、非常に働きやすい環境が整っている業界といえます。
医師の転職を考えている方からの人気も高くなってきており、給与の水準も臨床医と比較して格別に低いというわけでもありません

そのため、これから医療機関以外で医師の転職を考えている人にとっては魅力的な職場です。